会員の皆様におかれましては、平素より日政連三重会の活動にご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
行政書士制度は幾多の法改正を繰り返しながら、街の法律家としての現在の地位を築いてまいりました。これらは、行政書士法が国会議員等の立法活動によって成立する議員立法であることから、各政党議員の皆様によるご尽力がなければ到底なし得なかったことであります。
日政連三重会と三重県行政書士会は、歩調を合わせながら活動する、いわば車の両輪のような関係です。どちらも行政書士制度や業界の発展進歩のために活動を同じくする点はありますが、当会は政治活動を通じて、政治連盟の目的である「行政書士の社会的・経済的地位の向上を期する」、「行政書士制度の充実・発展と行政書士の権益の擁護を図る」、「行政の円滑な推進に寄与するとともに国民の福祉に貢献する」ことに関して議員の皆様方に働きかけ、ひいては国民の権利利益の実現に資するための法改正の実現を目指しています。
また、この三重県内においては、行政書士資格がないのに許認可申請書類の作成を仕事にしている違法行為者(非行政書士)から、県民が不利益を被るのを防ぐために、一党一派に偏することなく、本趣旨にご賛同いただける地方協力議員の皆様と連携して県市町のコンプライアンスを啓発し、適法かつ円滑な行政手続きが守られるよう活動しております。
いま日本は、行政手続きのデジタル化や各省庁の縦割行政の打破等、新たな時代に向けて急速に改革が進み始めました。その中で、我々行政書士が旧態依然のままなら早期に立ちいかなくなるのは自明です。時代の変化に合わせて行政書士の役割もより高度に変質する必要があり、デジタル化社会における行政書士業務の融合を念頭に置いた行政書士法改正や各種申請代理手続きの運用改正を訴えていかなければなりません。
最後になりますが、政治連盟の活動で実現した法改正は、個々の行政書士が等しく利益を受けることになります。日政連三重会は、来たる新しい時代においても、行政書士が県民の一番身近な法律家として頼りにされるよう、地位向上と社会貢献そして職域確保に向かって邁進する所存ですので、今後も当会の活動に深いご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
日本行政書士政治連盟三重会
会長 米田 智彦
日本行政書士政治連盟の基本方針に基づき、三重県行政書士会と連携し、行政書士制度の発展と行政書士の地位及び認知度の向上並びに職域の確保に努める。
また、首長や協力議員との連携を深め、全県下において行政書士の存在感を高めるとともに行政書士業務の理解促進及び法改正要望等の実現に向け、積極的に働きかけを行う。
令和5年1月28日(土)、ホテルグリーンパーク津において、三重県行政書士会との共催で「令和5年新年賀詞交歓会」を開催しました。首長はじめ地元選出の国会議員、地方議員の皆様に数多くご臨席賜り、3年ぶりに盛大に催すことができました。若林本会会長、米田政連会長の挨拶の後、前葉泰幸津市長、末松則子鈴鹿市長、鈴木健一伊勢市長、田村憲久衆議院議員、中川正春衆議院議員、鈴木英敬衆議院議員、石原正敬衆議院議員、山本さちこ参議院議員にご祝辞を頂戴し、鈴木衆議院議員の威勢のいい掛け声に合わせて乾杯を行いました。来賓の皆様には、引き続き行政書士制度の発展にご支援いただくことをお願いし、3年ぶりの新年賀詞交歓会は盛況のうちに終了しました。
令和4年5月27日(金)、ホテルグリーンパーク津「伊勢安濃の間」において、令和4年度日本行政書士政治連盟三重会の定期大会が開催されました。米田会長の挨拶の後、議長に清将人会員(四日市分会)、副議長に小宮教子会員(津分会)が選任され、各議案の質疑応答を経て、全議案が可決承認されました。